ティファナ(メキシコ)買物ツアー報告

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バイアグラやロゲインなど米国の生活改善薬が脚光を浴びていますが、実は、お隣の国メキシコが医薬品買物天国というのは知られた話です。
米国では生活物資の多くがメキシコから低価格で通販されています。医薬品に関しては米国への持ち込み数量制限があり通販で米国へ輸入できませんが、旅行者が自分と一緒に米国へ持ち込むことはできます。国境の町ティファナではこの様な米国の旅行者を対象にしたドラッグストアが百軒近くも軒を並べており、さしずめメキシコの「道修町(スイマセン、ローカルなネタで)」という感じです。
この度、友人数名と米国サンディエゴへ旅行した折り、レンタカーを借りてメキシコのティファナ(町の名前です、念のため)へ医薬品購入ツアーを組みました。これはそのご報告のためのレポートです。
なお、本ホームページは著者の知る限りの情報をご提供していますが、読者諸兄におかれましてはご自身の自己責任で各項目をご検証下さい。当ホームページでは一切の責任を取ることはできませんし、ティファナでの買い物を薦めているものでもありません。
また、メキシコからの輸入ルートに関して業者様からの問い合わせには一切応じられません。
98/11/22UP。

  1.ティファナ

ティファナは米国と国境を接するメキシコの町である。軍港サンディエゴから車で1時間弱、ロサンゼルスからは4時間程度である。
メキシコはNAFTA(スペル合ってます?)によって米国への工業製品供給基地となっているが、医薬品についても同様のことが当てはまる。米国で手に入る医薬品は殆どが処方箋なしで購入できるし、米国では販売そのものが禁止されている医薬品の多くも入手が可能だ。
米国側からの入国手続きはノーチェックでメキシコに入って直ぐに高速道路を降りてティファナへ入る。ぐるっとループを廻って市街へ入るとあちらこちらに"DrugStore"の看板が見える。ヒスパニック圏特有のカラフルな配色と日本の70年代を思わせる猥雑な町並みと、小奇麗な"DrugStore"がアンバランスである。「この町は薬の販売で儲けているんだろうなぁ」というのが第一印象である。

2.薬局

どこの薬局でも英語が通じる。最悪、スペルアウトすれば筆談で問題が無い。値段は店によって多少異なるが、一定の相場が形成されているようだ。個別の価格は後述するが、最も高い店と安い店の価格差はせいぜい10%程度である。また、多くの店では「マスバラート、ポルファボール(笑)」で端数程度は切り捨ててくれるし、まとめ買いをすれば更に10%程度は交渉の余地がある。
お店番のホセ君曰く「仕入れ値は定価の65%程度」だということなので、人件費の安いメキシコで高額(といっても米国よりは安い)の医薬品を扱うのは結構ボロい儲けのようである。
クレジットカードも使えるが、3-5%程度の手数料をとる店がほとんどであった。やっぱり現金(もちろん米ドル)は強い。

3.各種商品

@プロペシアとプロスカー
プロペシア(Propesia)は云わずと知れた経口育毛剤である。メキシコでは"Propeshia"と綴るらしい。28錠をUS$39(約4700円)で購入した。消費税は無い。パッケージはスペイン語で書かれており、メキシコ製であることが分かる。メルク社製で使用期限も1年間であった。日本でニュージーランド製と比較したが特に差異は見られなかった。
プロスカー(Proscar)は一部の人が5分割して育毛剤として使用している医薬品である(お勧めしません)。この綴りはメキシコ産も同じであった。30錠約5500円、これはかなりお買い得。
面白いことに薬局の店員の多くが、プロスカーがプロペシアの代替品になることを知らなかった。その旨を私が教えると、分厚い医薬辞典を取り出して「なるほど...」と納得する店員もいた。

Aプロザック
プロザックは抗鬱剤として有名である。28錠で約5300円、もちろんリリー社製(ただしメキシコ産)。カプセルはみなれた緑と卵色のもので、"Lilly"と書いてある(米国産は子会社の"DISTA"って書いてあったような気がするが)。
プロザックのジェネリック(プライベートブランド品)は複数の製薬会社が作っており、例えば「FLOCET(Collin's社製)」という名前で販売されている。価格が28錠で約3000円と安いのは、メキシコの所得水準が低いからだと思う。「中身が一緒なんだからジェネリックがいいよ」と店員が頻りに勧めていたが、利ザヤが大きいのだろうか?。私が情報を頂くロス在住の某業者さんは「米国ではジェネリック使用が禁止されているので日本へ直接輸出できないし、口にするものだから品質面での不安がある」と言っていた。このあたりは読者諸兄のご判断次第だろう。

Bゾロフト
この抗鬱剤はメキシコで"Altruline"として売られていた。ファイザー社製である。100MG14カプセルで約4500円。

CZ-MAX
シェアリングプロウ社の勃起不全治療薬Z-MAXは3錠入りだが、おまけの1錠がついて計4錠約1200円。日本では1万円が相場だから、これはボロい商売だと思う。米国未発売なので値段が釣り上がっているのだと思う。
米国人のオニイサンが10箱ぐらい買いだめをしていて「バイアグラよりも安いからね」と話し掛けてきたのが印象的。米国人が盛んに購入していた。(中にはオバサンもいて笑ってしまった。)

Dバイアグラ
バイアグラについては誤解が多く、日本の業者さんでも勘違いをしている人が多い。
例えば、「メキシコ産のバイアグラは安い」というのは嘘である。1個1400円程度で米国産バイアグラよりも高い。そもそも、メキシコでバイアグラを売るのは違法である。店先にも"Viagra"という表示はほとんど無い。41歳の日本人観光客がティファナでバイアグラ約1,000錠を1錠約700円で買って米国国境警察に捕まったという話があったが、この単価は大量購入時のものであろう。ちなみに、メキシコ産のバイアグラは1錠毎に密封された高級品であり庶民の薬というものではない。

4.その他
ティファナは昔から薬街で有名だったがこれほど隆盛になったのは米国の薬指向が強くなってきたからかもしれない。ティファナ&薬と聞いて昔であれば「カリフォルニアのスポーツマンが買いにくる筋肉増強剤」を思い浮かべるところだが、今は昔といったところだろうか。

5.読者様からの提供情報
当サイトの読者YM氏が1999年にロスへ行った際にティファナへ足を伸ばして薬を購入して帰国された。その時の情報を頂いたので下記に記す。
  ・プロペシア28錠入り 35ドル
  ・ゼニカル42錠入り 43ドル
YM氏曰く「安い店を探して、7〜8軒値段を聞」いたとのこと。残念ながら最安値の店は在庫切れのために2番目に安い店で購入されたのだが、もし最安値の店であれば更に2〜3ドル程度安かったようだ。安い店と高い店の値段の差が1.5倍ぐらいあったということなので、読者諸兄がティファナを訪れる際にはお気を付け願いたい。

6.その他
バイアグラ・ブローカー様からのお手紙もご参照願います。

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