ロゲイン5%個人輸入の顛末報告

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欧米で最もポピュラーな育毛剤であるロゲイン5%を個人輸入しました。ニュージーランド産・米国産、2%・5%など、幾多の試行錯誤をしながら現在に至る顛末を報告します。
99/02/15更新

 

1.ミノキシジル2%購入(1996年)

ネットサーフィンをしていて偶然に米国Yahoo!で育毛剤ミノキシジルを知った。余りに業者が多かったので3社程度のホームページを見て(英語を読むのは疲れる)一番安い商品を2本購入した。確か1本3000円程度だった。
注文して10日程で米国から到着。クレジットカードの控えも梱包されていた。
後からよく調べてみると、私の注文したのはいわゆる「ノーブランド」のミノキシジル2%であった。同じミノキシジルでも本家のミノキシジルは「ロゲイン」という名前で、米国アップジョン社から2%濃度のものが販売されていることが分かった。(米国でもロゲイン5%は処方箋が必要であり、当時は一般には未発売。)

2.リゲイン5%購入(1997年6月)

暫く間をおいて、再度、ミノキシジルを購入することにした。
日本国内の検索エンジンはもちろん、米国のYahoo!や米国Infoseekを積極的に活用してリサーチをかけた。
その結果分かったことはこうだ。
まず、育毛効果のある薬効成分はミノキシジルである。これはアップジョン社という製薬会社が開発した。日本で発売されている日英医学辞書をみても「minoxidil:育毛作用がある」と書かれている。ミノキシジルを含有する商品は多数あり、ロゲイン、リゲイン、ヘッドウェイ、レグロなどは全て商品名である。これらは全て、ミノキシジルを含んでいる点で共通している。
違いは2点あり、製造会社(いわゆるブランド・ネーム)と濃度である。ロゲインは米国で、リゲインはニュージーランドで、それぞれアップジョン社が作っている。この2商品は一流ブランドといえる。他方、ヘッドウェイはニュージーランドの製薬会社が、レグロはフィリピンの製薬会社が作っており、いわゆるノーブランド(プライベートブランド)ものといえる。
濃度に関しては基本的に2%と5%がある(レグロには3%モノがある)。もちろん、5%の方が強力である。1997年5月の時点ではロゲイン(米国アップジョン社製)は2%のみ市販されており処方箋があれば5%モノも利用可能であった。他方、リゲイン(ニュージーランドのアップジョン社製。その後2003年に「ロゲイン」に改称)、ヘッドウェイ、レグロは5%モノがあり、処方箋ナシで購入可能であった。米国の業者が盛んにニュージーランドから5%モノ(リゲインとヘッドウェイ)の輸入を宣伝していた。(米国でも「処方箋をもらってまでハゲ薬を購入するのは恥ずかしい」というコメントが掲示板なんかに出ていた。)

したがって、この後者(リゲイン、ヘッドウェイ、レグロの各5%モノ)の3種類からの購入となるが、結論としてリゲイン5%を選んだ。
理由として、まず、レグロは日本国内で積極的に宣伝していたが、米国のホームページではほとんど評判を聞かなかった。また、ヘッドウェイは米国での評判も良かったが私にとっては最初の5%購入なので慎重に選び、元祖アップジョン製のリゲイン5%を購入した。私は直接ニュージーランドのHPから買い付けを行って当時1本6000円ぐらいだった。同時期に日本の「個人輸入代行」業者に頼んで+10%ぐらいで買うこともできた(一部業者は3倍ほどの値段をつけていた)。
それ以来、継続的にリゲイン5%を購入してきた。

3.ロゲイン5%購入(1998年1月)

アップジョン社は米国ではロゲイン2%しか発売をしていなかったが、市販で5%を発売する計画があった。以前から医者の処方箋があれば米国でも5%を使用できたが、OTC(オーバー・ザ・カウンターの略で「窓口で買える」=「市販」の意味)に米国厚生省は否定的で許可が下りていなかった。それが各種審議会を経て、98年の1月から米国で一般薬として販売されることになっていた(これは米国でもセンセーショナルに扱われていた)。
商売熱心な米国の業者は97年の末から先行予約を受け付けており、私も3本セットを買った。安さも大事だが安全そうな業者を選んで1本4500円程度を支払った。
結果から言うと、この業者にはかなり不満だった。
ある日帰宅すると、ドアの郵便受けに無造作に分厚い袋(箱ではない)がねじ込まれていた。使用上は問題ないにしても、あまり快い気持ちはしなかった。
箱はいいとしても、困ったのはいつもの付属スプレーが付いておらず、スポイトと拡散スプレーが1つしか無かったことだ。「いつもの付属スプレー」というのは実際に使っている人には分かると思うが、髪にかからないように局所的に頭皮だけにつけるスプレーのことである。ツルツルの方には特に問題はないかもしれないが「薄い」程度の人にはニュージーランド製スプレーは必須である。
後から分かったが私が買った米国ロゲインは「お買得3本パック」というもので、1箱にロゲイン3本とスポイトと拡散スプレーが1個ついているものだった。米国にも1本セット(ロゲイン1本にスプレーセットが1個)があるのだが、かなり高価である。
ちなみに、ニュージーランドから来るリゲイン5%は1本毎に箱に入っており当然1本毎にスプレーが入っている。仕方なく、米国ロゲインにニュージーランド製リゲインのスプレーを付け替えて使用した(ちょうどサイズが合う)。

4.ヘッドウェイ5%購入(1998年5月)

「ヘッドウェイの使い勝手もイイですよ」という投書があったので、ヘッドウェイ5%を使ってみようかと考えた。廉価版の米国ロゲ5%に押されて出番が少なくあまり元気が無い。
いつもの如くいつもお世話になっているサイト(英語)で購入した。2本買って5000円そこそこは十分安い。
2本パックかなと思っていたが、届いたモノを見ると1本づつ箱に入っており例の「便利スプレー」も1本に1個付いていた。更に、この便利スプレーがリゲインのものよりも小さめで使い易い。シュと勢いよく出るし、箱に「4回プッシュすると1回の使用分(1ml)にあたる」と書いてあるように出る量も実際に使ってみて適度だと思う。少なくとも使い勝手については「★★★」印だ。
その後、中身については米国ロゲ5%と同一と判明した。

5.米国ロゲイン5%(2000年7月)

米国へ出かけたついでに量販店でロゲ5%の価格を調査した。1本セットで約US$50(約5500円)。高い。
そもそも米国の卸業者は大量に仕入れるので、いくら現地(米国)に出かけていっても安く買える訳ではない。以前はロゲ5%がハワイ土産で人気があったらしい(某ハワイ在住者が「日本人観光客に売ってかなり利益が出た」と言っていた)が、インターネットで安く輸入代行ができるようになって人気は下火になって来たようだ。


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