ミノキシジル5%FAQ

TOP育毛[ロゲイン・プロペシア]ダイエットスキンケアスマドラバイアグラその他|※FAQ代行業者一覧


大正製薬が『リアップ』という商品名で発売中の育毛剤の成分ミノキシジル(でもリアップはわずか濃度1%、残念!)に関する総合的なQ&Aです。内容には万全を期していますが誤りがあればご指摘下さい。
1999/8/25(2002/1/3更新)

  Q.ミノキシジルとは?

世界的な製薬会社であるファルマシア・アップジョン社が開発した育毛剤。
もともとは経口降圧剤として開発されたが患者の中に毛が生えるという副作用が見つかり、新たに育毛剤としての用途が開発された。FDA(米国の厚生省に該当)が最初に認可した育毛剤である。

Q.本当に育毛作用はあるの?

個人差はあるが育毛作用がある。この点は大変に大事な部分で、今まで日本で発売されてきた「医薬品」とは根本的に異なる。誤解を恐れずに云うならば、今まで日本で売られてきた育毛剤の類には医学的に育毛作用はない。
これはミノキシジルがFDAに認められた最初の育毛剤であり、現在においても経口育毛剤であるプロペシアとこのミノキシジル以外に認可された育毛剤はないことからも明らかだ。
大正製薬がミノキシジルを販売するにあたって他社は平静を装っているが、実力的には格段の差があり内心戦々恐々のはずである。実はアップジョン社のもとにはほぼ全ての日本の製薬会社が国内における販売権を得るために日参し、その中で幸運にも日本での販売権を入手したのが大正製薬である。したがって「ミノキシジルは余り効かない」というコメントをしている他社は要するに負け惜しみ以外の何者でもない。
ただし、ミノキシジルはいわゆるカッパハゲにのみ効果が認められており、額の生え際における効果は確認されていないので念のため。

Q.ロゲインとは?

「ロゲイン」はアップジョン社が米国で発売しているミノキシジルの商品名である。


Q.その他の商品名は?

「リゲイン」はアップジョン社がニュージーランドで発売しているミノキシジルの商品名。
「ヘッドウェイ」はパシフィック社がニュージーランドで発売しているミノキシジルの商品名。
同様に、「リアップ」は大正製薬が日本で発売するミノキシジルの商品名。
その他、フィリピン製の「レグロ」という商品もある。

Q.各商品の違いは?

「ロゲイン」、「リゲイン」および「ヘッドウェイ」はミノキシジル濃度が5%であるのに対し、大正製薬の「リアップ」は残念ながら1%。海外製品に比べて効き目が弱いのは仕方が無いだろう。
「ロゲイン」と「リゲイン」はブリュッセル工場の同じ製造ラインで作られており中身は全く同一である。「ヘッドウェイ」も成分的には「ロゲイン」と同一である。
また、使い勝手という点からは、細かいスプレーが付属している「ヘッドウェイ」がもっとも優れており、ついで「リゲイン」である。米国製「ロゲイン」はちょっと使い勝手が悪い。「リアップ」については不明。

Q.何故商品名が違うの?

アップジョン社は世界統一ブランドを「リゲイン」とする戦略を持っていた。「リゲイン」とは「リ・ゲイン」という造語であり、つまり「再び得る(毛髪を再生させる)」という意味である。
ところが米国では「リゲイン」という商標が他社によって使われており、これを断念せざるを得なかった。また、日本においても大正製薬に対して「リゲインという名前にするように」という注文を付けたが、ご存知のように三共製薬が同名のドリンク剤で商標を取得しているためにこれもまた諦めざるをえなかった。
「ヘッドウェイ」についてはパシフィック製薬社のオリジナル名である。

Q.「ロゲイン」の白色バージョンって何?

一般に売れているロゲインはバリューセット(お買い得セット)と言って1箱に3本(3ヶ月分)入っており、米国内のディスカウント店用に開発された商品だと言われている。色は黒色であり、スプレーとスポイトが各1本付いている。
ご指摘の白色バージョンは99年の7月末頃から出回り始めたようで、1箱に3本入っているのは同じだが、スプレーが付いていない。表に「ポールミッチェル」のロゴが入っており、ある業者によれば米国内で有名な美容サロンのチェーン店であり、その美容サロン用に開発された商品だということである。もちろん、アップジョン社のロゴも入っており品質的には問題はない。価格的には黒箱よりも若干安めに売られている場合が多いようだ(スプレーがない分、安いということかもしれない)。
2000年夏から1本69mlに増量された。ロゲイン等は従来どおり60ml。
2000年12月頃に一時製造中止になったが2001年秋頃から復活した。

Q.いつ頃から販売されているの?

「リゲイン5%」はニュージーランドで1996年頃から販売されており「ヘッドウェイ5%」についても同様だということである。ニュージーランドでは規制緩和が進んでおり処方箋が無くても薬局で自由に買うことができる。
「ロゲイン」も同様に1996年以前から米国で販売されていたが一般には濃度2%であった。そのため、米国人の多くはニュージーランドから「リゲイン5%」や「ヘッドウェイ5%」を個人輸入していた。その後、1997年12月になって米国FDAが「ロゲイン5%」のOTC(オーバー・ザ・カウンターの略で「窓口で買える」=「市販」の意味)で販売されるようになった(実際の出荷は1998年1月から)。

Q.どこで買えるの?

大正製薬「リアップ(1%)」は日本国内でも販売されている。
「ロゲイン5%」は米国においては通常のスーパーマーケットで購入可能だ。3本セットでUS$60程度で購入できる。ハワイ土産に人気があるとかいう噂も聞いたことがある(厳密に言うと「お土産」は薬事法違反)。
現実的にはインターネットの個人輸入代行業者に依頼するのがもっとも一般的だろう。業者の一覧および価格は育毛サイト勝手にランキングを参照。

Q.プロペシアって何?

経口育毛剤として話題の商品がメルク社製のプロペシアである。プロペシアに関してはプロペシア個人輸入の顛末報告プロペシア説明書試訳および育毛サイト勝手にランキングまたはを参照して欲しい。

Q.レチンAって何?

レチンA(またはレノバ)はtretinoinの商品名である。tretinoinは本来、ニキビ痕の治療薬または顔のシワ取薬として使用される。米国のある医師が「ミノキシジルにレチンAを配合すると育毛効果が増す」という宣伝をしており、それに相乗りするかたちで一部の日本の個人輸入代行業者が宣伝をしている。
実際に試した方がいらっしゃればその効果をお教え願いたい。私はクリームを購入したが髪の毛についてバリバリになってしまうので1回使って止めた。




連絡先